担任教師の「諦めろ」に負けずSEになった話(1)

プログラマになりたい乙女のトキメキ、と思ったのは小学生の頃でした。

友人の家にあったPC-66、そしてベーマガ※1

衝撃を受けた、という程の記憶はないんですけど。

プログラムって物がなんだかカッコよく見えました。

 

 

当時はどれほど高価※2な物かも知らず、

ただパソコン欲しいって言ってました。

「おばあちゃんパソコン買ってラブラブ

「はい、グラスホッパー車

「イヤンそれラジコ~ンチュー

 

・・・とあるクリスマスの懐かしい記憶です。

 

 

 

初めてパソコンに触れたのは中学生。

父親が仕事用に買ったPC-98でした。

5インチのペラッペラなフロッピーディスク手裏剣

ガッチョンガッチョンむかっやかましい2台のドライブ、

電源投入時のピポッ右上矢印てBEEP音。

・・・こうやって書いてるだけでも懐かしいですね。

 

 

といっても大した事をしてたって訳でもなく、

ベーマガ掲載プログラムを入力して動かしたり、
たまに自分のオリジナルでプログラムを作ったり。

プログラムの基本のキはこの頃学びました。

 

友達に借りたゲームで遊んだりもしましたね。

チート用ツールみたいなものは当時もあって、

ゲームのセーブデータを弄ったり。

コンピュータのメモリとアドレス、バイト表現、16進等、

仕組の部分もそうやって学んだ気がします。

 

 

今の自分に通じる基礎はほぼこの頃で学びました。

とにかく全てが楽しくて仕方なかったです。

他人のプログラムを見ながら、

ここをこう変えたらどうなるの??

あれ、なんかヘンになっちゃたもやもや

ここでこうして・・・ここまでOKかガーン

じゃあこれ?おおお上手くいったー!お祝い

みたいな感じで。

 

デバッグは遊びの延長線上にあって、

そしてそのまま学びになってました。

 

 

普段がそんなですから、担任にも言う訳ですよ。

「将来はプログラマーになりたい」って。

高校受験の時には、高専に行きたいって。

(当時既に、高専には情報科がありました)

 

そんな私ですが、数学の点数は非常に低く。

どうにも苦手だったんですねえ・・・

(得意科目は国社英。文系SEの典型ドクロ

 

 

なので担任は必死のパッチで阻止してくる訳です。

「その数学の点じゃ無理」

「苦手科目の進学は将来大変」

「高専は理系短大扱いで就職厳しい」

※1980年代の中学教師の認識です
 

これは三者面談なんかで担任とかなりやり合いました。

自分の人生、他人に口出しされる謂れはない!

とかって。

 

 

 

最終的に、担任の方から

「別の私学も公立も受けるなら高専受けてもイイヨOK

って(なんで上からなのかはともかく)妥協案が出て、

それに両親が同意してしまったので。

バーター条件の元、高校受験に臨みました。

 

滑り止めの私立電子科、本命の高専、

金銭的理由から公立普通科、のラインナップです。

 

 

私立は滑り止めというのもあって無事合格。

本命の高専は思ったより試験の手応えもよく、

同じ中学から受けた5人との答え合わせもバッチリ。

沢山の人の期待に応え、見事に私だけ不合格合格でした。

 

合格した4人の生暖かい視線で心のやらかい場所が痛かったです。

 

 

この時点で自分の中では私学進学が決定してました。

私学進学の希望を伝えても、公立は受けろと押す担任。

行く気もないのに受験とか時間も金も勿体無い、と私。

担任がどこがオススメだ、ここの学校もイイ、などと

あれこれ勧めてくるけど、全部聞き流してました爆  笑

 

 

最終的には、親が担任に説得されてしまって、

不承不承ながら受験する事になってしまいました。

 

受験後、前年より倍率がグンと上がった事が判明し、

担任にめっちゃくちゃ謝られたのですが、

そんなものこっちからすればシメシメですよ。

ラッキー以外の何者でもねぇな!と思ってました。

 

そして卒業式を経て合格発表へ。

沢山の人の期待に応え、見事に合格ガックリでした…。

 

ま、合格したトコロで俺はどうせ私立に行くんだし。

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていた時期が私にもありました。

 

お金の事で泣き付かれては、

養われる身では抗う術もありません。

周囲からの強固な説得というか脅迫、

それらに負けて公立へ進学しました。

 

 

もの凄く悔しかった事を覚えています。

大人が勝手に決めた答えを押し付けられた事。

それに説得されてしまった自分に対する失望。

 

 

 

今冷静になって考えてみれば、試験で手を抜けばよかった。

それだけの事だったんですよね。。。

まだまだ、子供でした。

 

 

この後高校、大学を経て、社会人になっていきますが、

続きはまた後日。

 

 

※1 電波新聞社のマイコンベーシックマガジン。パソコンではなくマイコン

※2 NECの名機PC-88の標準価格は228,00円。当時の大卒初任給は13万程

 

IPA資格試験対策 午後の部(時間短縮編その2)

時間短縮編の続きです。

 

■問題選択のコツ

出来る限り試験時間は解答のために使いたいですし、

設問は5~10分程度を目安に選択したいものです。

ここでは、いくつかの着眼点についてご説明したいと思います。

 

・まずは問題文冒頭

〇〇の□□に関する(~中略~)答えよ

この部分から、問題の方向性がある程度読み取れます。

 

私は○○の部分より□□の部分に着目しています。

問題文に全く書かれていない事は出題されないので、

しっかり問題文を読めば○○の部分はなんとかなると思います。

 

□□の部分が実際に経験した事のある作業だったり、

常日頃から頻繁に使う知識であれば、問題文の意図が

かなり把握しやすくなると思います。

 

 

・設問から傾向把握

設問で問われる事・問われ方が重要です。

その為、問題文よりも先に設問を確認しています。

 

要求される解答には選択式、単語や文章の記述の他、

様々なパターンがあります。

 

単語記述は、一番難易度が高いように思います。

大抵の場合正答が一つで、部分点が期待しにくいからです。

迷った時は、単語記述の少ない物を選ぶようにしています。

 

また、これは個人的な感覚なのですが、

設問が多いものは難易度が低めな場合が多いと感じます。

 

 

■問題文読解のコツ

問題文は長文の為、特に午後IIの問題は

読むだけで疲れてしまいます。

その為、全部を一気に読まないようにしています。

一度で読み切っても覚えておける訳もなく、

解答の際にまた読み返す事になります。

 

設問は、「〔○○〕について答えよ」のように

問題文の一部の箇所と紐付いている事が多いので、

解答の際に対象範囲を読み込むようにしています。

 

前述の問題選択と繋がる事なのですが、

私は最初に設問を見るので、

問題文を読み込むのは最後です。

 

①設問をサッと見て

②問題を決めたら、サッと読んで

③設問をもう一度しっかり読んで、

④問題文をじっくり読む

 

という流れです。

 

一見②があまり意味が無さそうかも知れませんが、

このタイミングで「数字、特定の単語」と

「決まりごと・ルール」に着目して

問題文に下線や○囲みを入れています。

解答の上で前提条件として考慮が必要になる為です。

 

設問から不要と思われる箇所は読み飛ばす、

というのも一つのやり方だとは思うのですが、

どこにヒントが隠れているかわからないので、

選択した問題は全てに目を通すようにしています。

 

 

 

長文問題を解く為に必要な「集中力」は、

過去問の繰り返しで鍛えておきたい所です。

問題自体になれてきたら、問題選択まで含めて

本番通りの時間割で模擬試験をすべきだと思います。

 

 

IPA資格試験対策 午後の部(時間短縮編その1)

前回ネットワークスペシャリストの試験について書いたんですが、

自分でも書いてる通りネスペの試験は秋季のみなので、

今役立つ情報では無かっただろうなと反省しましたあせる

 

今回は、午後試験全般に関する事、

試験中の時間短縮をテーマにしてみようと思います。

 

 

■午後試験の概要

午後Iの試験時間は90分、午後IIは120分です。

午後Iは3問中2問を選択、午後IIは2問中1問選択し、回答します。

 

 

■時間が足りない

午後試験の問題文はとても長い文章です。

午後IIの設問なら、読むだけで30分程度必要な場合もあります。

全ての問題に解答し、最も自信があるものを選択

それができればベストですが、時間の関係上

実際にそれを出来る方はそうは居ないと思います。

 

時間が無ければ、大抵の人は焦るものです。

そして焦りは早とちりやうっかりミスなどの元になり、

実力を発揮できず不合格という残念な結果を招きかねません。

努力を十分活かす為にも、試験中の時間短縮が必要なのです。

 

 

■時間短縮のポイント

午後試験の時間中に費やす時間のうち、

短縮できそうだと感じたのは以下のポイントでした。

  1. 解答文を○○文字以内に抑える為の推敲
  2. 問題文の内容理解
  3. 問題の選択

書いては消しての繰り返しになる1や、そもそも長文相手の2、

そしてどの問題を選択すれば一番高い点が取れるか悩みまくる3。

 

いずれも恐ろしい勢いで時間を奪っていきます。

スポーツやゲーム中、面白い映画を観ている間、

気がつけばあっという間に時間が過ぎている、あの感覚です。

 

 

■解答文記述のコツ

文章を作るコツの一つは、沢山書く事です。

前回ネスペの午後問題でも述べた「書き方」は、

普通に過去問をやっていれば、慣れてくるはずです。

 

不要な修飾語を省く事で文章がスッキリしますし、

単語や表現を問題文中と揃える事もポイントです。

 

 

また、解答はいきなり解答用紙に書かず下書きするべきです。

いくら内容が正解でも、

採点者に読めなければ無意味ですから。

 

また、解答文は「指示された文字数の7割」が

必要文字数の目安と言われています。

文章を削って足して文字数を数える、

というのは存外時間が掛かる為、

私は毎回、10文字1行で下書きをします。

下書きの推敲には消しゴムは使わず、

一行まるごとこういう風に字消線で消してます。

 

 

最後に、

空欄には絶対しない事

そんな勿体ない事をする位なら、

思いつきでも本文抜粋でもよいので、

それっぽい事を書いて足掻きましょう。

 

 

長くなってしまったので、ここで一旦分けようと思います。

 

ネットワークスペシャリスト試験対策 午後の部

IPAのサイトで過去問と解答例が公開されてますので、

まずはストレートに問題にぶつかってみて、自分の今を知る。

試験対策はここから始めました。

 

吹くぐらい間違えてました口笛

 

 

何か学ぶには教科書が必要か、と思って検索した結果、

ネスペにはどうやら定番的な参考書があるようでした。

それがこちら、ネスペの剣シリーズ!!

シリーズの26からは「ネスペの剣」ではなく
「ネスペ ○(一文字)」の名前になっているようですね。
これを、過去3年分くらい買いました。 ※ネスペは秋季試験のみ

問題の詳しい解説、類似ケースを見立てた例題、そして
”高度試験午後全般のキモ”とも言える部分
「論述問題の解答の書き方」
の説明が素晴らしかったです。

 

問われ方、何を問われているのか、を見極めて、

何を答えて欲しいのか、を念頭に文章を書く。

外してはならない言葉やポイントなど、

書き方を意識するだけで相当点数が変わります。

実際、情報処理安全確保支援士の受験時は、

午後試験の対策はほぼせずに合格できました。

 

 

そしてネスペの剣シリーズと双璧をなすのがこちら。

ネスペ受験者の概ねは何かの形でネットワークに触れ、

基本的なネットワークの事は理解済だろうと思います。

知識としては「分かってる」って部分であっても、

問いと解になると上手く表現できない。

そういった部分の補完としてとても役立ちました。

 

マスタリングTCP/IPもオススメ書籍としてよく挙げられていますが、

あれは「ネットワークについて勉強したい人」が読む本であって

「ネスペの試験に合格する為に」読む本ではないと思います。

もちろん、中身は名著です。

 

それに、基礎知識を掘り下げるだけなら、本を買わずとも

インターネット上で様々な情報が見つけられると思います。

中でも私がとてもお世話になっているサイトがこちら。

 

 ■ ネスペイージス

 

 

 ■ 3分間NetWorking

 

3分ネットはネットワークに興味を持ち始めた頃によく見ていました。

ネスペイージスは実務でもとても参考にさせて貰っています。

 

 

最後に、試験対策本ではありませんが、

個人的に役立ったと思っている一冊を御紹介します。

これは、実際のトラブル事例とその解決プロセスの解説本です。

設計>実装>問題>解決 の流れ、そしてどうしておけば良かったか、
という今後意識すべき事が論じられています。
上記の流れの部分が午後の試験問題のパターンと近いのです。
問題を紐解いていく際のポイント、冷静に考えれば解る「まさか」、
そういった着眼点を養わせてくれる良書だと思います。
実務でトラブった時の調査パターンとして、今でも現役で役立ってくれています。
以上、ネスペの午後試験対策、でした。

英語が話せ(るようになり)たい!

英語で道を尋ねられた時、どんなリアクションをとりますか?

教える。無視。逃げる。ごめんなさいする。

色々あると思います。

 

実は私、結構教えてあげられる方なんです。

ゆっくりなら言ってる事も結構分かります。

 

ただ、教えてあげたいのに

(今言いたい事は)英語でなんて言うんだろう!?

って部分でいつも困ります。

説明の言葉が思いつかない…もういっそ連れていくか??

 

それも何て言うのやらあせる

 

スマホが当たり前の昨今ですから、

ちょっと翻訳すれば済む話ですけどね。

 

 

「海外旅行したいな」ってふと思った時にも、

日本でツアー組むと高い!現地だと言葉が不安!

で迷ってるうちにタイミングを逃したり。

 

やっぱり英語話せたい!!!ですよね。

 

という訳で、今回は英会話習得について。

 

 

かなり昔の話ですが、海外に一週間程一人旅した際、

自分含め全員が英語で会話してる

って夢を見たことがあります。

一週間英会話漬けの生活を送るだけでこれです。

 

同じくその旅先で、小さな子の流暢な英語を耳にして、

ガイドさんに聞いたんですね。子供はみんな英語が話せるのか?って。

観光立国のその国では、将来の仕事の為に子供の頃から英語を習うそうです。

子供の英語学習の為に、親も家庭内で英語を話したりするそうです。

 

 

これはもう、英会話の勉強方法って言ったら

英語を聞き、話し、考え、慣れる

に尽きるなって思いましたね。

 

 

考えてみれば、赤ん坊が母国語をマスターするのも、

0~2歳くらいの間に繰り返し聞いた言葉と、

絵本を指差し繰り返す「これはなーに?」が基礎ですよね。

 

 

それが理由になったかどうかは知りませんが、

英語教育もどんどん低年齢化が進んでいて、

今年度からは小学校3年生も対象になるそうです。

早いですね。

 

3,4年生は英語に親しむ、を目的としたカリキュラムのようですが、

さて実際の現場はどうなるのでしょうか。

今まで通りの所謂「おべんきょう」から離れられるのか。

 

実は私、子供の頃に何かの縁で英語を教えてもらってました。

小学校高学年くらいからは英会話の塾にも行ってました。

両方合わせると、4年くらいの期間だったと思います。

けど、結局話せるようにはなりませんでした。

だって、普段はずっと日本語を聞いて、話して、考えてましたから。
結局、ほんのちょっと触れたくらいでは大して意味がなくて、

どっぷり英語漬けじゃないと会話は無理なんじゃないかと。

英語の絵本も数冊買いましたが、文章を読むと訳してしまうのでダメですね。

会話は会話でしか身に付かないのかも知れません。

 

 

 

ただ、会話でなくても繰り返し英語を聞く事には十分意味があります。

話せるようにはなりませんが、聞けるようにはなります。

きっと。(個人差もあるので)

 

Voice of Americaという放送をご存知でしょうか。

ボイス・オブ・アメリカ

ボイス・オブ・アメリカ(英語: Voice of America, 略称:VOA)は、アメリカ合衆国政府が運営する国営放送である。

(中略)

ボイス・オブ・アメリカは、英語を母語としない人々に向け、平易な語彙と文法を用いた上で、通常の3分の2の速さでアナウンサーが語るスペシャル・イングリッシュという英語放送がある。

引用にもある「スペシャル・イングリッシュ」のニュースは、本当にゆっくりで解かりやすいです。

昔はニュースのMP3ファイルがダウンロード出来たので、iPodに入れていたのですが、

現在のサイトでは無理なのでしょうか…リンクが見つかりませんでした。

 

ですが、公式サイトYoutubeチャンネルにて動画が公開されています。

Let’s learn English」は、会話スピードは結構早いのですが、

字幕や繰り返しなど学習向けの内容になっています。

Read, Listen & Learn」は、かなりゆっくり話してくれる音声動画と、

話している内容のテキストがセットになっています。

 

最後に、VOAのサンプルを一つ御紹介しておきます。

 

 

IPA資格[情報処理]受験対策 午前の部(試験当日)

先日まで数回にわたり、IPAの情報処理資格試験の試験対策として、

午前の部の勉強方法等について書いてみました。

今回は、それらの試験対策を経た上での、試験当日の対策を書いてみたいと思います。

対策というと大仰ですが、問題への取り組み方の参考になればと思います。

 

 

■試験開始前

机の上に出せるもの、携帯電話(スマホ)の電源など、試験官の指示に従って下さい。

折角あれこれと試験対策を積み重ねてきて、休みの日にわざわざ会場まで赴く訳です。

試験以外の事で不合格になる、という事だけは避けたいですよね…

10分前に着席、と指示がありますが、実際にはギリギリの時間に着席しても問題ないようです。

(毎回試験のたびに必ず、秒で試験始まリますけど!?ってタイミングで入室される方が居ます)

 

試験中に物を落とすと、手を上げて試験官に拾ってもらう事になります。

思わぬタイムロスになるので、私はシャーペン、消しゴムを2セット準備しています。

 

■試験開始直後

まずは受験番号、生年月日、名前を記入。

これが間違っていてはいくら正しく解答できても意味がありません。

 

 

■解答は「即答できるもの」から

配布された問題文の冊子(B5くらい)に、問題文と選択肢(ア~エ)が記載されています。

最初の時点では、初見の問題はとばしてしまいましょう。

そして、即答出来る問題だけをどんどん解きましょう。

これまでに何度も繰り返し解いてきた過去問対策が活かされる瞬間です!

その際、解答は解答用紙ではなく問題の冊子に記入する(選択肢に○をつける等)がおすすめです。

解答用紙に解答を記入すると、間違えた時に余計な時間※1が掛かってしまいます。

 

 

■即答分の見直し+とばした問題の解答

即答可能分で一通り問題を流したら、最初の設問まで戻ります。

ここからは、即答した問題を見直しながら、とばした問題を解いていきましょう。

一問に時間を掛けすぎないよう、悩みそうな物や時間が掛かる(計算等)問題は一旦後回しに。

過去問は特に、自信アリで解答した後「あれ、やっぱりこっちだっけ?」と不安になったりしますが、

最初に「これだ!」と思ったものが正解なケースが多いです。

準備してきた事を信じましょう。

 

 

■後回し分に取り掛かる前に

後回しにした初見問題、ここが一番時間を使う所だと思います。

ですので、取り掛かる前にここまでの解答を解答用紙に転記しておきましょう。

とばしている問題があるので、くれぐれも慎重に!※1

 

 

■最後はじっくりと

最後はまだ解答出来ていない問題について、心ゆくまで悩みましょう。

時間を掛けて考えれば解りそうな問題に力を注ぐべきでしょう。

知らない知識を問われた場合など、手も足も出ないような問題はスパっと諦めるのもアリでしょう。

解らない問題より、解答の見直しに時間を割くのも一つだと思います。

 

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

あくまで、私の過去の経験(失敗含む)を踏まえた、自分好みの解答法です。

結局事前にどれだけ勉強しているか、が物を言うのは変わりませんが、

試験に臨まれる方が少しでも余裕を持てる、その一助になればと思います。

 

以上、IPA資格[情報処理]受験対策 午前の部の対策について、でした。

 

 

※1

私は過去に一問見落として解答を記入してしまった事があります。

最後近くの問題の解答を記入しようとして、「解答欄が余る?」と気付きました。

どこで間違えたのかを調べ、間違い以降の解答を消し、もう一度解答しなおす羽目に。

焦っていて先に解答を消してしまったので、さっきの解答が思い出せない物もありました。

もう二度とゴメンだなと思う出来事です・・・

 

IPA資格[情報処理]受験対策 午前の部(過去問道場活用法 実践編)

長々書いてしまった導入編の考え方に基づいて、過去問道場に挑みます。
参考ページは「情報処理安全確保支援士試験過去問道場」です。
 

■アカウント作成

まずは、ユーザ登録を済ませてログインしておきましょう。特に問題なく出来ると思います。
 

■過去問道場の出題設定

過去問挑戦の前に、出題に関する設定をしておきましょう。


二回目以降は、全部にチェックをつけてました。
 
・ オプション項目は、選択肢ランダム並び。答えの位置で暗記してしまわない為に、必須です。
 
※試験問題には引っ掛けというか、似て微妙に非なる回答が並んでいる場合があります。
答えの場所が同じだと中身を読まずに回答してしまいがちになると思いますので、
実際の試験で並び順を変えられると勿体ない事になってしまいかねません。
なので、ちゃんと回答選択肢の中身を読んで正解を選べなくてはならないのです。
導入編での「回答のアイウエを覚えるのではない」というのは、これが理由です。
 

■過去問に挑戦!

「出題開始」ボタンをクリックしましょう。
表示された問題に回答(選択肢ア~エをクリック)すると、画面下に回答の正誤と解説が表示されます。
 

■解説の確認

回答が正解でも不正解でも、解説には一度目を透しておきましょう。
特に、正解は分かってもその他は知らない、といった場合には知識の拡充となりますし、
別の問題で問われる知識かも知れませんので。
 

■選択した問題を全て回答する

最初は時間が掛かるかも知れませんが、とにかく繰り返す事が大切。
複数年を選択した場合には、その中に既に繰り返しが含まれています。
どんどん回答していきましょう。
 

■計画を立てる必要がありました

どんどん回答するのはいいですが、最初は悩んだりする時間を含め、
1問5分くらいは掛かったりするでしょう。
問題数はというと・・・
情報処理安全確保支援士の場合、直近春秋除いて、500問!
5分x500問=2500分=41.66時間
 
普通にやってたら、日が暮れてから明けた上に暮れるくらいの時間ですね。
こんなのは一気には無理なので、計画が必要です。
・試験当日まで何日あって、
・午後試験の勉強時間にどのくらいかけて、
・一日に余裕時間はどれくらいあって、
等、様々な条件がある為、いきなり計画といっても難しいでしょう。
 
検索してみれば、皆さん午後試験の勉強はどれくらいの時間掛けたとか、
午前はどれくらいの時間掛けて対策した、とか出てくると思いますが、
自分がどれくらい掛かるかを知ってる人は当然居ません。
特に午後は、素養となる知識量がどれくらいあるかでかなり時間に幅が出るはずです。
何をやるか、どのようにやるか、最初に解らない要素だらけです。
さて、どうしたものか。
 

■オススメしたい学習方法

学習計画の立案が難しいというのは、受験回数が余り多くないという事でもあると思います。
そういった方は、まず
1.午前Iと午前IIの過去問全問を2周、全力でやる
事をオススメします。
何故なら、どんなに午後試験対策がバッチリ出来ていても、午前で落ちては無意味だから。
あと、午前問題の解説を理解していくのは午後対策の一部とも言えます。
全力2周やるうちに、結構正誤の偏りが出てくると思います。そこで、
2.間違えた問題だけをピックアップして、全問正解するまで繰り返す
事によって、苦手部分の対策をします。
アカウント名のプルダウンから、「間違えた問題を復習する」を選びます。
3.全問題を少しずつ繰り返す
後は、しっかり覚えられるまで1と2を何度も繰り返します。
 
500問を10回繰り返すつもりなら、500÷残り日数(例えば100日)=5問を毎日、
等、何でもいいので自分でルールを決めて、とにかく繰り返すが大切です。
可能なら実際の試験時間に合わせた方がいいでしょう。
特に試験本番直前などは、起きる時間や開始時刻も合わせてました。
 
次回は、本番試験時にどのように問題に取り組むか、について書いてみたいと思います。
 

IPA資格[情報処理]受験対策 午前の部(過去問道場活用法 導入編)

IPA資格試験の午前問題において学習効率を高める方法、という事で。

前回書いた通り、過去問道場さんを活用した事例について書いてみたいと思います。

 

まず午前問題の出題傾向ですが、概ね以下のようになっています。

  1. 過去問からの出題率がかなり高い(感覚的に6~7割)
  2. 直近の試験問題からはあまり出題されない

繰り返し過去問道場を活用していれば感じると思いますが、同じ問題を見る頻度は結構高いです。

実際に受験しての感覚としても、かなり過去問から出題されてます。

 

つまりですね、

「過去問を100%抑えるだけでほぼ合格!」

って事です。(あくまで午前試験に限った事です!)

午前IとII、午後IとII、どの試験も合格点は60点なのですから、

出題の6~7割(過去問)を正答できれば最低ラインは確保できる

って訳ですね。

 

この前提から、前回記事で

試験対策は「ひたすら過去問を繰り返す」「全過去問100%正解」だ

と書いたのですが、もうちょっと平たい言葉で言っちゃうと、

「午前試験は過去問の回答を暗記しろ」

という事になります。

実際、過去の午前試験対策はこれのみです。そして午前I、IIで落ちた事はありません。

※但しこれは、ある問題への回答が選択肢ア・イ・ウ・エのどれを覚える、という意味ではありません。

回答内容が何であるか、を暗記するという意味です。

 

特に計算が必要となる問題に関しては、絶対に暗記すべきだと考えています。

計算・検算して回答、暗記で瞬時に回答、どっちも同じ点数

だからです。

勿論「試験対策」の視点に限った話なので、資格取得だけが目的ではない方は、

過去問道場さんの解説をじっくりたっぷり舐めるように読んで下さい。

 

例えば”新しい知識を得る為の学習”とか”曖昧な知識をきちんと整理したい”、

或いは”自分はこういう知識があると証明する為”など、学びの一つとして捉えている方。

私などが言うまでも無く、その理屈や数式への理解が必要だと認識されているとは思いますが。

 

長くなってしまったので、ここで一旦区切ってみます。

実際の具体的利用法などについては、実践編をお読み下さい。

 

IPA資格[情報処理]受験対策 午前の部(概要)

いよいよ今年の春季試験受付が始まりましたね。

2020年春季試験は、4月19日(日)に実施されます。

残り3ヶ月となって、受験予定の方は準備に気合が入り出す頃ではないでしょうか。

 

個人のインターネット申込みは、〆切が【2月10日(月)18時】です。

いつもながら、受付から〆切がそう長くはない為、くれぐれも申し込み忘れにご注意を!

受験申込み

 

今回ちょっと気になった変更点がありました。

基本情報技術者試験(FE)のプログラム言語にPythonが選択肢として追加されます。

Pythonと言えばAI開発ではかなり広い範囲で利用されていますね。

ライブラリも豊富な事から手軽にAIに触れられる言語として、更なる発展が想像に難くありません。

斯く言う私自身も、ゆっくり少しずつですがPythonの勉強を進めております。

 

 

前置きが長くなってしまいました。。。

タイトルにもある”受験対策”ですが、これは私自身の経験を元に、

一つのやり方として参考にして頂ければと思います。

 

といっても、やる事は簡単です。

先日も御紹介させて頂いた過去問道場さんで、

「ひたすら過去問を繰り返す!」

だけです。悩みも迷いもなくていいですね。ただ愚直にやる。

目標は?と言いますと。

全範囲の過去問を対象に100%正解を目指す

(過去問道場さんには過去10年分くらいの試験問題が用意されています)

 

過去問道場さんでは、ユーザ登録すれば自分の過去の成績を記録して下さいます。

参考までに、私が2019年4月に情報処理安全確保支援士を受験した時の記録を掲載します。

段位

2019年春:情報処理安全確保支援士

間違えた問題や、悩んだ末に偶然正解出来たような問題については、

解説もしっかり読み込んで内容を理解する事が大事だと思います。

それはそのまま、午後Iと午後II(記述試験)への対策に繋がっていきますので。

 

長くなってしまったので今回はここまで。

ただ繰り返すだけでも頭に刷り込まれていくので、それなりに効果はあると思いますが、

いくつかの狙いを絞る事で、学習効率を上げられると思います。

 

そこで次回は、過去問道場の活用方法と、具体的な学習方法について触れたいと思います。

 

経済についてのお勉強

経済。
勉強しないとな、と思っていた所に記事を見つけたので御紹介。

「見えざる手」とは? アニメで学ぶ資本主義:日本経済新聞

ううむ、中学校くらいで習ったような聞き覚えのある名前が・・・
 
今の世の中を生きる上でとても大事な「お金」。
人生中盤に差し掛かり、お金について(特に老後)考える事が増えました。
以前から資産運用の必要性が盛んに叫ばれていますし、興味もあります。
が、資産運用や株式の話なんかを調べてみても、殆ど内容が理解できないんですよね。
自分自身あまりに経済に関する知識がないなと痛感している昨今です。
 
経済についてWikipedia教授に教えを請うた所、このように教えて下さいました。

経済
経済(けいざい)とは、社会が生産活動を調整するシステム、あるいはその生産活動を指す。
近代社会における経済は、物やサービスを生産する企業、物やサービスを消費する消費者である家庭(家計)、公共的サービスを提供する政府の3つに分けられる。

 
・・・ピンときません。
 
私の通っていた高校では、経済の授業はありませんでした。
入学時に言われて衝撃的だったのが、
「政治・経済の教科書は買ってもらうけど授業はやりません」
という先生の一言でした。
 
もっとも、当時の私が受けた衝撃とは、
「授業ないのに本買わせるんかーい!ムキー
程度の事だったのですが。
今ならもっと真剣に憤慨したかも知れません。
 
そもそも当時は経済に興味なかったですしね・・・
大学は経済学部に進学したにも関わらず、経済学の授業は結局単位取れないままでしたし。
というか、全然真面目に大学に通っておらず、定期試験を受けなかった事も。
結局四年通って大学は卒業できずにやめてしまうのですが、それはまた別の話。
 
 
経済や政治については、高校レベルでもっと深い知識を身につけるべきだと思うのです。
ちょっと脱線ですが、政治なんかは18歳から投票権を与えられる訳ですし。
興味ある人だけが知っている、ではマズイと思う分野です。