WSFC+SANディスク共有で冗長化してるサーバの保守期限が迫ってきました。
JP1/AJSでバリバリに業務ジョブが動いてるので、故障したら社内業務がバツンと停止します。
先月気づいてから対応策を検討していたのですが、
色々な思惑や予算の兼ね合いもあって調整が難航。
だんだん手が無くなってきてしまい、久しぶりに師匠に泣きついてみました。
そこで紹介されたのが件のソフト。
■ミラーディスク型HAクラスタ
この言葉自体初めて聞いたので、ググってみました。
が、CLUSTERPROの記事ばっかりヒットします。
そもそも一般的な構成ではないのかな?と調べてみました。
要は
「クラスタ構成サーバ同士のローカルディスクをRAID1(ミラーリング)で構成する」
という考え方みたいでした。
ファイル共有で公開するディスク領域を使ってHAクラスタ組めないかな?
と考えてたので、これが出来るなら願ったり叶ったりです。
詳しくは、NECの製品オフィシャルブログを見て頂いた方が良いでしょう。
■今回検討した事
他所様のブログ記事を紹介して終わるのも味気ないので、
備忘録として検討内容についても残しておこうと思います。
①Azureへ環境移行
当初は一番安定と思っていた案。安く早く環境を準備出来るだろうと。
ですが、結構な頻度で障害が起こる事、サーバ停止が社内業務停止に直結する事、
あと通信間隔が数秒程度の処理がある為遅延が許容範囲を超える可能性がある、
といった部分のデメリットが大きすぎるとの事で廃案に。
②リプレースプロジェクト(後述)にて機器だけ先に購入してもらう
テストサーバ兼パイロット機をレンタルする予定、と小耳に挟んだので、
それならいっそ購入して貰えないか、それを少し早めにしてもらって、
本番機として使う部分と両立出来ないか、と強請ってみました。
これはまあ通ればラッキーぐらいのつもりで出した案でしたし、一蹴されました。
③同モデルの別サーバ(廃却予定)を予備機とし、故障時はスポットで保守対応を依頼する
本件に気付いた瞬間に「まず全く今のままの状態だったら何が出来るのか」と考えた時の案。
結構イイ線だとは思っていたのですが、FC接続用ボードの挿し替えがハードル高そうです…
無茶ながらも②よりは実施可能な案だとは思うのですけれど。
④クラスタは諦めて2台の余剰サーバでJP1/AJSのマネージャ・エージェントを新規構築
最終的にこの案になりつつあります。
ですが、「死んだら終わり」の状態で胸を張って「無事移行しました!」とは言いづらく(笑)
なんとか可用性を高められないかと頭を悩ませた末、泣きついた次第です。
■そもそも
サーバ移行が延び延びになっていて、しかも裏ではリプレースプロジェクトが動いている。
(全社を挙げて取組中の、国内拠点全てを巻き込む本当に大規模なシステム刷新)
そんな状況を聞いて、この作業ほんとうにやる必要あるんですか?と問うてみたのです。
課長の「リプレースプロジェクトに任せといたらええねん」を鵜呑みにしてしまって、
よくよく確認したら保守切れからリプレースPJの本番まで1年空いてました。
半年前の自分を半年くらい問い詰めたいですね・・・