ファイバチャネルボードの交換対応で作業確認漏れがあり、作業延期になりました。
キーワードになったのが「WWNの変化」です。
触れる機会が少なかったので失念してしまっていたので、
おさらいの意味で情報を整理してみたいと思います。
■WWNとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/World_Wide_Name
World Wide Name(WWN)または World Wide Identifier(WWID)とは、ファイバーチャネルまたは Serial Attached SCSI によるストレージエリアネットワークにおける一意の識別子である。
上記ページにも書いてあるんですが、イーサネットでいうMACアドレスと似たようなものです。
■それで?
さっとググった感じ、こちらの記事が分かり良かったです。
伊藤忠テクノソリューションズ様のサイトより
https://www.ctc-g.co.jp/report/column/storage_se/vol08.htm
ストレージ概論~接続方式の多様化
FCスイッチで構成されたネットワーク環境だけを指してFabricという語もよく用いられます。
IPネットワークと同様に、データのルーティングを行うスイッチがサーバとストレージの間に介在しますが、これはFC-SANの場合にはFC-Switchと呼ばれます。
主な物理要素には、HBA(Host Bus Adaptor)、FCケーブル、FC-Switchがあります
3. FC-SAN(コンポーネント)
HBA – サーバにはFCケーブルのためのポートが準備されていないので、FCポートを有するHBAをサーバのスロットに挿入する必要があります。
5. FC-SAN (ゾーニング)
ゾーニングの設定のないFabricでは、そのFabricにつながれた全てのサーバとストレージ、およびストレージ内のボリュームが相互に丸見えの状態になってしまいます。
H/Wゾーニングとは、サーバとストレージが接続されているFCポートとFCポートの組み合わせで構成
サーバ側の情報(WWNN)とは全く無関係にゾーニングをしているので、サーバが入れ替わるかサーバ側のHBAが変更(=WWNNが変更)になった場合でもSAN環境としては影響がない
S/Wゾーニングとは、WWNの組み合わせで接続を制御
物理的な位置に依存しないという自由度がある反面、WWNが変わってしまう(HBAの交換など)とゾーニングの変更を行わない限りサーバとストレージの接続は確立できない
■つまり?
今回我々が陥ったのは
「HBA交換でゾーニング情報が変わった事による通信設定不良」
だったようです。
今回の環境ではFC-Switchはストレージ筐体内蔵のはずなので、
ストレージシステムの管理コンソールから設定する事になると推測されます。
同ストレージには別のサーバも繋がっているので、おいそれと変更も出来ませんが…
■今後の対応は・・・
手順を確認するか、ベンダSEに作業を依頼するか…
ちなみにこれ年末にリプレースする予定のハードなのです…
お金今掛けるのかよ・・・・・・・・・・
内作でやれと指示が出る気がしてなりません。
来週はベンダサポートとやり取りしまくる一週間になりそう。。