新しい仕事で忙しくなって、なかなかブログ書く時間が取れません・・・
前回何をどこまで書いたのか忘れてしまう自分がおりまして(笑)
どうやらプログラマになるまで、を書いてたようですので、その続きを。
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27歳で、遂に念願のプログラマデビューを果たしました。
わたしとAさんが派遣社員、社員のSさんがリーダー。
小さなチームで挑んだ新システムへのデータ移行プロジェクトでした。
毛も生えない初心者だった私は、それはもうアレコレと怒られました。
毎日怒られに職場へ行ってた、と言っても過言ではありません。
Sさんには嫌われてしまったのか、かなり細かい事まで![]()
提出資料の字が汚い、ファイル名が分かり難い、PCのデスクトップが汚い、
挨拶の声が小さい、印刷資料のフォントサイズが小さい、等々。
ありとあらゆる事で怒られ続けました。
リアルに胃痛を感じるようになって、毎日つらかったです。
ようやく手が届いた憧れなのに、だんだん仕事に行きたくないと思うように。。。
この状況を変えてくれたのが、Nさんという方でした。
プロジェクトの途中で追加要員として参加したNさんは、
励ましてくれたりSさんを抑えてくれたりと、
仕事面も精神的にもフォローして下さいました。
そのお陰でなんとか最後までやり通せたのだと思います。
Sさん、Nさん、Aさん、そしてわたし。
4人のプロジェクトがどのようにして終わったのか、正直覚えていません。
とにかく必死の毎日でした。
せっかく1年半ほど辞めていたタバコにも手を出す始末。
正直自分には向いてないのかと感じていましたし、
プロジェクト終了と共に、自分のプログラマ人生は終わる、
そんな風に思っていました。
やっぱり担任の言ってた事は間違ってなかったのかな、って。。。
そんな私に声を掛けたのが、Sさんの上司だったTさん。
タバコ部屋でのちょっとした立ち話でしたが、
「頑張ってくれてありがとう。これからもよろしく。」
みたいな話でした。
・・・これから?まだこの生活続くカンジ??死んじゃう???
と、かなり戸惑った覚えがあります。
プロジェクト現場だったオフィスではSさんの会社、
J社の方々がシステム運用業務に従事されてました。
そちらのチームで引き続き業務に従事して欲しい、
とのご依頼を、後日正式に頂きました。
Sさんが自社に戻られる(つまりイビ…御指導をもう受けなくてよい)事と、
移行プロジェクトメンバーの仕事ぶりを見て選んだ、というお話を聞いて、
この先も頑張ってみよう!と引き受ける覚悟をしました。
Tさんはとても仕事の出来る方で、この部門のシステムを全て把握している、
ヌシのような存在でした。役職や立場に関係なく、皆が頼っていました。
こんな風になろう!と憧れたものです。
実際、今の自分の考え方の多くは、Tさんに影響されていると思います。
システムはただ構築するのではなく根底に思想が必要だ、
いう言葉はとても深く自分の中に根付いています。
Tさんの元では、2年間みっちり修行させて頂きました。
初めての業務プログラム開発、そしてプログラム設計、
開発チームのリーダー、顧客IT部門との折衝。
これまでやってきた仕事は、やる事が予め明確になっていました。
これからは自分でたくさんの事を決めなければならない。
この時初めて社会人らしい仕事に触れたのかも知れません。
初めてのプログラム開発では、笑われながらも、
初めてにしてはよく出来てる、頑張ったな、って褒めて頂きました。
データベースに「区分1」なんて日本語を突っ込んだのも、
今となっては懐かしい想い出です・・・![]()
2年後にこの現場を離れる事になったのは、お客様の事情。
J社さんの組織変更もあって、私も契約を終える事になりました。
前出の営業さんからすぐに次の仕事の提案を頂きましたが、
そこはあまり肌に合わず、1年で去りました…
結局、幼い頃あんなに憧れていたプログラマーでしたが、
私がプログラマーとして仕事をしたのはこの3年程だけでした。
短い間の、小さな小さな矜持でしかありませんが。
たしかに自分は達成した。
そう思える事が自分を支える一つの柱であることは、
疑う余地もありません。
プログラマの終わり頃に開発を含めた移行プロジェクトに携わり、
それがきっかけになったのか、移行プロジェクトばかりに関わるように。
少しずつプログラム開発からタスクが離れていき、
それと共にインフラ作業の比率が増えていき、
そうして気付けば今。
いつの間にかインフラSEとして生きています。
大手ベンダの仕事と関わるようになってからは、
これが生業と自信を持って言える位には稼いで、
それなりに困る事が少ない暮らしを送っています。
しんどい事もいっぱいいっぱいいーっぱいありますが、
期待して任せて頂く仕事も増えましたし、
現場の関係者からも嬉しい評価頂いたり。
やっぱり、基本的に好きな事だからなんでしょうか。
鬱になる事もなく元気に楽しく働いてますね。
だから、やっぱりこう思うんです。
担任教師の「諦めろ」に負けずSEになって、
人生充実してるなーって!!!
– 終わり –